猫エイズにかかって発症してしまうと、体の中で新しい免疫機能を作れず、少しの病気でも重篤化してしまうことが多くなります。
最悪の場合、衰弱して命を落としてしまう危険な病気ですが、発症してしまっても、場合によっては長く生きられることもあるようです！
猫エイズだと診断されてからの治療費や猫の寿命、飼い方で気を付けることをご紹介します。
大人の猫の健康に関する色々なことをまとめてます( ?? ω ?? )?
猫エイズにかかった時の治療費は？
猫エイズにかかって発症した場合の治療は、免疫力を高めるインターフェロン、痛みを和らげるためのステロイド注射が主になります。
猫エイズにかかってしまうと、完治は難しいと言われているので、全て延命を目的とした治療です。
実は、猫エイズに直接作用するようなワクチンもありますが、人間のインフルエンザのように、型の違いで効き目が悪いこともあるようです。
吐き気やアレルギー症状など、病状を悪化させるような副作用があり、獣医師もオススメしていないので、今では使われないことの方が多いでしょう！
インターフェロンは、１回約１，０００円?５，０００円と、病院によって価格が異なり、ステロイド注射も、１回１，５００円?４，０００円程と、幅があります。
他にも、猫の症状によって、点滴やブドウ糖の摂取など、治療方法が変わることもあるでしょう。
また、発症の初期段階と末期の段階では、通院の回数も変わってきます。
最初は週に何回かで良かったものが、症状が重くなるにつれて、段々と通院が頻繁になり、治療費も高くなってしまうでしょう。
場合によっては、1ヶ月の治療費が３００，０００円以上かかってしまうことも考えられます！
高額の治療費の場合には飼い主さんも戸惑ってしまうと思いますが、獣医師さんと相談しながら、今後について考えることをオススメします。
猫エイズにかかった時の寿命
猫エイズにかかってしまった場合、すぐに猫が死んでしまう！と考えている飼い主さんも多いかもしれません。
ですが、猫エイズウイルス自体は弱いものなので、猫エイズにかかったからと言って、すぐに死んでしまうことはないでしょう。
また、猫エイズには無症状期という、潜伏期間のようなものがあります。
その時期は長いもので10年続くこともあり、一般的な猫の寿命は13年から15年と言われているので、症状が出る前に寿命を全うできる可能性もあるようです！
ただ、無症状期でも、体の中で徐々に進行しているので、いつ発症するかは猫によっても変わります。
猫エイズが発症してしまうと、免疫力が著しく落ちてしまい、病気にもかかりやすく、普段ならすぐに治るような病気でも危険な状態になるでしょう。
腫瘍免疫も落ちるので、リンパ腫などのがんにもかかりやすくなります。
猫が死んでしまうのは、酷い貧血や食欲不振など、猫エイズによって、様々な病気で衰弱してしまうことが主な原因になるでしょう。
猫エイズになった時の飼い方は？
飼い猫が猫エイズにかかってしまった場合、治療をする他に、生活習慣でも症状の進行を遅らせることが期待できるそうです！
それには、猫がストレスを感じないよう、静かにゆったりと過ごせる環境を作ることが大切になります。
トイレを清潔に保ったり、新鮮なお水を用意することも、猫のストレスを減らすには必要なことでしょう。
飼い猫が少し元気な場合には、コミュニケーションや運動もかねて、一緒に遊んであげてもいいですね！
猫エイズは、空気感染はしないので、多頭飼いでも、毛づくろいや食器の共有など、日常生活で感染することは少ないです。
ですが、血液や唾液が免疫に接触してしまうと感染するので、猫同士が例え遊びでも、噛みついたり、引っかかれてしまうと、感染の可能性があります。
猫エイズの感染が分かった段階で、感染した猫と他の猫との接触は、できるだけ避けるようにすることをオススメします。
外に自由に遊びに行く猫は、完全室内飼いにすることで、他の猫にうつす危険性や、外から新しい病気にかかってくる危険性も防げるでしょう！
さいごに
猫エイズにかかってしまった時の治療費や寿命、飼い方についてご紹介しましたが、いかがでしょうか？
猫エイズは、感染したからと言っても、すぐに症状が出ることが少ないです。
なので、重篤な症状が出る前に寿命を全うできる猫もいるので、猫エイズと診断されたからと言って、悲観的になることはないのかもしれません。
また、猫エイズは猫同士での感染はしますが、人間や他の動物には感染しないので、猫が安心して暮らせるよう、お世話してくださいね！
それではまた(´∀｀*)ﾉｼ ﾊﾞｲﾊﾞｲ
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