人間にとっては体に良いと言われているカカオですが、猫ちゃんにとっては中毒症状を引き起こす物質です。
カカオに含まれる『テオブロミン』という成分が中毒症状を引き起こします。(カフェインも同類の成分です)
テオブロミンは肝臓で分解するのですが、猫ちゃんは分解速度が遅くその為に中毒症状を引き起こしてしまいます。
猫ちゃんが空腹でココアを舐めてしまった場合、消化吸収が活発なため発症を早めることもありますので注意が必要です。
ではそんなココアを舐めてしまった時の応急処置や病院に連れて行く目安などを見てみましょう(/・ω・)/
大人の猫の健康に関する色々なことをまとめてます( ?? ω ?? )?
猫がココアを舐めてしまった時の応急処置は?
猫ちゃんが誤飲をした30分?1時間以内でしたら一番有効なのが吐き戻しです。
体重4?5kg当たり、ティースプーン1杯の塩を直接口に入れて飲ませます。
塩は体が受け付けない為、吐き気を催します。
塩に関しては賛否両論あるようですが、高齢の猫ちゃんや腎不全の猫ちゃんに塩を飲ませるのはリスクが伴ういますので止めましょう。
しかし、自宅で吐かせるのは大変難しいので自己判断をせずに必ず動物病院に電話をし指示に従います。
その際は正しい説明をする必要があります。誤飲した時間・種類・量を把握し伝えましょう。
猫がココアを舐めてしまった時に病院に連れていく目安
中毒症状が出た場合は、迷うことなく即座に動物病院に連れて行きましょう。
まだ症状が出ていなくても舐めたココアの量により急激に体調が悪化する可能性があります。
必ず動物病院に電話をして指示を仰ぐようにします。
解毒剤は存在しないために、治療は『吐き戻し』が基本となります。
摂取して時間が経っていない場合、一般に進められていますが十分に効果が出ない場合には胃洗浄も有効です。
猫がココアを舐めてしまった時の中毒症状は?
○嘔吐
○下痢
○落ち着きのなさ
○頻尿
○失禁
症状が深刻になると痙攣を起こし昏睡。最悪は死に至ります。
数日間以上の慢性的な摂食で心不全なって死に至ることが多いです。
危険な量は猫ちゃんによって異なりますが、体重1kg当たり90?100mgのテオブロシンで中毒症状が出るといわれます。
一般的には体重4kgの猫ちゃんはココアパウダー200gで4時間以内に症状が出ることが多いといわれます。
さいごに
○欲しがっても人の食べ物を与えない
○食べ物をテーブルの上に放置しない
○家族全員で人間の食べ物の危険性を共有する
人間が食べて大丈夫なものでも、猫ちゃんにとっては毒になる食べ物があります。
誤飲をして猫ちゃんを危険な状態にさせないためにも、家族全員で認識を合わせるようにしましょう。
我が家も飼い猫のはずなのに、真ん中の男の子が台所の三角コーナーを漁った時は驚きました。
ですので毎朝必ずドリップコーヒーのゴミなどは猫の手が届かないように処分をしてから会社に行くようにしています。
猫ちゃんも思いがけない行動をとったりしますので、注意してあげて下さいね。
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