人間と同じように、猫も歯の生え変わりがありますが、多くの飼い主さんは気づかないことが多いといいます。
その理由には、子猫の乳歯の生え変わりシステムが、人間に比べると表立ってわかりやすいものではないからです。
基本的には、飼い主さんが気にかけなくても乳歯は生え変わりますが、まれに生え変わりが上手くいかずに、トラブルが起こる可能性があります!
トラブルを自前に回避するためには、子猫の乳歯の生え変わり時期を確認することが大切でしょう。
生え変わり時期の注意点や、乳歯が何本抜けるのかも併せてご紹介します!
では早速見て見ましょ?(/・ω・)/
子猫の乳歯の生え変わり時期は?
子猫の乳歯は、生後3ヶ月?6ヶ月で始まり、そこから約1ヵ月かけて永久歯に生え変わります。
ただ、メイクーンなどの大型の猫は通常よりも遅く、生後6ヶ月から生え変わりが始まるそうです!
子猫の歯の生え変わりは人間と比べてもわかりづらいのですが、その理由は、生え変わりの時期に歯が抜けたままになることがないからだと考えられます。
人間の場合には、乳歯が抜けた後しばらくして永久歯が生えてくるので、永久歯が生えてくるまでは歯がない状態になりますよね。
しかし猫の場合は、生え変わりの時期になると、乳歯と隣り合って永久歯が生え、永久歯がある程度の長さになると、乳歯が抜けていく仕組みです!
生え変わり時期になると、歯がうずいて痒くなり、猫はいろいろなものに噛みつくことが多くなってきます。
他にも、顔や口の周りを頻繁に気にするように毛づくろいをし始めるので、そのような行動が出てきたら、生え変わりのサインと言えるでしょう。
抜けた乳歯のほとんどは、猫がそのまま飲み込んで便と一緒に排出するので、飼い主さんが気付かないことが多いです。
ですが、まれに猫が噛んでいたおもちゃや床に落ちていることもあるので、猫を気にかけて観察していると、抜けた乳歯が見つかるかもしれませんね!
子猫の生え変わり時期の注意点
ほとんどの場合には生え変わりは問題なく終わりますが、まれに、残存乳歯と言って、乳歯が上手く抜けずに残ってしまうことがあるようです。
乳歯が残ってしまうと、永久歯が本来の生えてくる場所からズレてしまい、歯並びが悪くなったり、歯肉炎などのトラブルが起こることもあります!
手術などで処置もできますが、普段から子猫の歯を観察していれば、すぐに異変に気づくことが出来るでしょう。
また、生え変わりの時期には、猫が色々な物を噛んでしまうことが多くなりますが、そのままにしておくと、成長しても噛み癖が残ってしまうこともあるようです!
ただ、歯の刺激は、乳歯が抜けるためには必要なことなので、猫用のおもちゃなど、噛んでもいいものを与えると噛み癖の対処にもなるでしょう。
乳歯と永久歯の隙間にはご飯が詰まりやすく、口臭がすることもありますが、永久歯が生えそろう頃には、口臭はなくなるといいます。
乳歯が抜ける時に、歯ぐきから出血することもあるようですが、通常は数分で出血は収まり、猫も気にしてないことがほとんどでしょう。
いつまでも口臭が気になる、出血が止まらない場合、何らかの病気の可能性があるので、動物病院に行くことをオススメします!
子猫の乳歯は何本抜ける?
猫の乳歯は全部で26本なので、抜ける歯の数も26本になります!
ですが、先にお話ししているように、抜けた歯は猫が飲み込んでしまうことが多いので、抜けた歯を全部見つけることは難しいでしょう。
見つけられたらラッキーなので、捨てずに保管しておくことをオススメします!
抜けた猫の乳歯を入れておくためのケースも販売されているようですよ。
ちなみに、永久歯は後臼歯(こうきゅうし)という歯が加わり、全部で30本になります。
乳歯と永久歯の区別は少し難しいですが、歯の数を覚えておくと、生えそろっているのかどうかが判断できるかもしれません。
不安な場合には、獣医師さんに相談してみるといいでしょう。
さいごに
子猫の乳歯の生え変わり時期などについてご紹介しました!
生え変わり時期に与えるご飯は、いつもと同じもので大丈夫だそうです。
ドライフードが食べにくそうだったとしても、一時的なものがほとんどでしょう。
食欲不振や元気がないなどの変化がみられる場合には、獣医師さんに診てもらうと安心です!
トラブルの予防など、家庭でも猫の口の中のチェックは必要ですが、無理やり続けるのは猫にとってはよくありません。
猫が嫌がらない程度にチェックをして、乳歯の生え変わりを見守りたいですね!
それではまた|彡サッ
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