猫の多頭飼いは、猫同士で遊び相手ができたり、飼い主さんも自身も癒されたり…というメリットもあります。
ですが、もともと単独行動を好む猫にとって、ストレスに感じてしまうことも多いようです。
猫のストレスをそのままにしてしまうと、命にかかわる危険な事態になってしまうことも考えられます!
猫がストレスに感じている時の対処法や、ストレス症状、ストレスによって起こりやすい病気についてご紹介します。
大人の猫に関する色々なことをまとめてますq(≧▽≦q)
猫の多頭飼いで先住猫がストレスと感じた時は?
新しく猫が子猫の場合は特に、いろいろなお世話などで付きっきりになってしまう事が多いかもしれません。
ですが、先住猫によっては、今まで自分だけに向けられていた愛情が他の猫に向くことで、焼きもちを焼いてしまうこともあります!
そのようなことが積み重なっていき、ストレスを感じることが多いでしょう。
その場合には、できるだけ、先住猫を優先して考えることが大切になります。
また、新しい猫の存在で、先住猫が自分のテリトリーを侵略されたと感じた時にも、ストレスを感じてしまうでしょう。
猫は自分のテリトリーを大事にする動物なので、トイレや寝床などの安心してくつろげるスペースは、最低でも猫の数だけ必要です!
テリトリーを表すために使う爪とぎも、多めに用意した方が良いでしょう。
先住猫と新入りの猫がどうしても仲良くなれない場合には、お互いの生活スペースを分けることをオススメします。
ゲージを用意するなど、先住猫がゆっくりと生活できるような環境を、整えてあげることが大切でしょう!
猫のストレスで病気になった時の症状
猫がストレスを感じてしまうと、食欲不振や下痢・便秘、嘔吐などの症状がみられることがあります。
また、気持ちを落ち着けるために、過剰な毛づくろいをして、毛が抜けてしまうことも多いでしょう。
オス猫の場合には、去勢手術を受けていても、スプレー行為をしてしまうこともあるようです!
他には、トイレ以外の場所での粗相や、良く鳴く(無駄鳴き)、ゴムやウールなどを食べてしまう異食の症状が出る場合もあります。
性格の面では、急に攻撃的になったり、極端に怯えるようになることが多いようです。
ほとんどの猫は、狭いところや暗い場所が好きですが、ご飯の時間や、名前を呼んでもずっと出てこない場合、ストレスが関係しているでしょう。
ストレスが過剰になると、猫が自分の足やしっぽを、出血するまで強く噛むような行動をしてしまいます。
何度も繰り返したり、傷が深い場合には、治療も大変になってしまうので、早めにストレス原因を取り除いてあげることが大切です!
猫の多頭飼いのストレスで病気になった時は?
猫がストレスを感じると、免疫力が弱くなり、病気にかかりやすくなると言われています。
猫が食欲不振になってしまった場合には、ご飯から十分な栄養も取れなくなってしまうので、余計でしょう。
猫が1日以上、飲まず食わずな状態が続いてしまうと、肝リピドーシスの危険が高まり、昏睡状態に陥って命を落としてしまうこともある注意が必要です!
特に、若い猫の場合には、猫が元から持っている“猫コロナウイルス”が、突然変異で猫伝染性腹膜炎ウイルスに変わる危険もあると言われています。
この病気も、短期間で命を落とす可能性があるので、猫の異変を感じたら、早めの動物病院での検査がオススメです!
また、過剰な毛づくろいなどによって脱毛している場合には、猫が何度も舐めることで炎症を起こし、皮膚炎になる可能性も考えられるでしょう。
ストレスが原因で、膀胱炎や突発性尿路結石、胃腸系の病気にかかることもあります。
排尿や排便の形跡がない、頻尿、血尿などがあった場合には、獣医師さんに相談すると安心です!
さいごに
先住猫がストレスを感じた時や症状、ストレスによってかかりやすい病気についてご紹介しました!
多頭飼いは、猫好きにとっては幸せな環境ですが、色々と考えなくてはいけないことも多いでしょう。
先住猫がストレスを感じている場合には、新入りの猫と、完全に分けた生活をする方が良いのかもしれません。
もし、部屋の関係で、同じ場所にトイレや寝床を用意するしかないようなら、猫同士が鉢合わせしないような、導線を考えることも大切ですね!
それではまた(´∀`*)ノシ バイバイ
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