子猫が毛布などの柔らかいものを噛んで足踏みのような行動をする、いわゆる“ふみふみ”は、猫好きの間でも最も可愛い瞬間と言われていますね。
子猫が母猫を思い出してする行動で、眠る前などのリラックスしている時によくしています。
「微笑ましいな」と見ている人も多いと思いますが、エスカレートすると、毛布を噛みちぎって食べることもあるようです!
なぜ、子猫が毛布を噛んでしまうのか、対処法なども併せてご紹介します。
では早速見て見ましょ?(/・ω・)/
子猫が毛布を噛む原因は?
毛布には“ラノリン”という、動物の皮脂から分泌される成分が含まれています。
その成分が、母猫の匂いに似ていることから、子猫が毛布を好んで噛んでいるのではないかと言われているようです。
また、与えているご飯の量が少なくて、お腹がすいて毛布を食べていることもあります!
子猫時代はエネルギー代謝がいいので、すぐに消化してしまうのかもしれませんね。
そのほかにも、シャムやヒマラヤンなど東洋系の種類に多い行動のようで、遺伝なのでは?とも言われています。
暇つぶしやストレスでも、毛布を噛むこともあり、実はまだハッキリとは解明されていないようです。
子猫がリラックス状態で“ふみふみ”しているようなら問題はなさそうですが、異常な興奮状態に見えるようなら注意した方がいいでしょう!
噛んでいる力が強いと、毛布がちぎれて子猫が食べてしまう恐れがあります。
通常は便と一緒に排出されたり、嘔吐によって出てきますが、腸に詰まり腸閉塞を起こしてしまうこともあります!
また、毛布を噛んで食べることが癖になってしまうと、異食症(ウールサッキング)になることも多いようです。
毛布の他にも、紐やビニール、ゴムなどを食べてしまう猫もいます。
異物を食べてしまわないように、注意深く観察したいですね!
子猫が毛布を噛むのはいつまで?
通常は、成猫になるにつれて毛布を噛む頻度が少なくなります。
ただ、子猫の時に母猫から離された時期が早いと、成猫になっても噛むことが多いようです。
たとえ母猫と一緒だったとしても、育児放棄などで母猫の愛情を受けていない時も、同じようなことが起こります。
お腹がすいている場合や暇つぶし、ストレスの場合には、根本的な問題が解決すれば、噛むこともなくなるでしょう。
もし、子猫が異食症になっていれば、成猫になっても毛布を噛んでしまいます。
子猫が毛布を噛んでいる原因によって、いつまで続くのかが変わってくるでしょう。
子猫が毛布を噛むときの対処法
1番の対処法は、毛布を子猫から遠ざけることだと思いますが、なかなか難しいかもしれませんよね…。
毛布に柑橘系などの猫が嫌がる匂いを振りかけておくこともいいかもしれません。
子猫に毛布を噛まないようにしつけをする場合には、できるだけ現行犯で叱らないと効果がありません。
猫は忘れやすく、時間が経ってしまうと何を叱られているのか、わからなくなってしまいます。
体を叩いたり、子猫の名前を呼んで叱るのも、避けるようにした方がいいですよ!
噛んでいるところを見つけたら、シンプルに「ダメ!」と言って、子猫から毛布を離します。
叱るばかりではなく、子猫が毛布を離してくれたら、褒めることもセットにするといいようです。
お腹がすいて毛布を噛んでいる場合には、子猫が欲しがる分だけ、ご飯を与えるとことが対処法になるでしょう。
子猫の時にはエネルギーの消費が大きいので、与えすぎで肥満になることが少ないようです。
ただ、嘔吐や下痢の心配はあるので、子猫の様子を見ながら調節しましょう。
栄養素のバランスがいいご飯を与えることを、オススメします!
暇つぶしで毛布を噛んでいる様子の時には、おもちゃを用意してあげると噛むことが減っていくこともあるようです。
じゃらし系やぬいぐるみ系のものなど、子猫の好みに合ったものを用意するといいでしょう!
子猫だけで遊んでもらうのではなく、飼い主も一緒に遊んであげるといいかもしれませんね。
●まとめ
子猫が毛布を噛む原因などについてご紹介しましたが、いかがでしょうか?
獣医師さんの中には、毛布を噛み続けてしまう行為が異常な場合、強迫性障害になっていると考える人もいるようです。
どちらにしても、毛布を噛んで食べてしまうようなら、子猫の健康にもよくないでしょう。
どんな対処をしても改善されない場合には、獣医師さんに相談してみてもいいかもしれませんね!
それではまた(´∀`*)ノシ バイバイ
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