成長期の子猫は、成猫よりも沢山のエネルギーや栄養を必要とします。
エネルギーや栄養の摂取には、餌からの吸収が大切になりますが、子猫が思うように食べてくれなくて、心配な飼い主さんもいるかもしれません。
子猫が餌を残してしまう時には、どうすればいいのでしょうか?
餌を残す時のあげかたや、残してしまう原因についてご紹介します!
子猫が餌を残しちゃう時は?
子猫に餌をあげても食べない時、「置いておけば食べるかな?」と、そのままにする飼い主さんも多いかもしれません。
実際に、食べてくれることもありますが、衛生面を考えると、食べない時はすぐに下げて、捨ててしまった方が良いようです!
ウェットフードは、ほとんどが水分なので、特に、夏場には腐敗が進んだり、虫が湧く恐れもあります。
ドライフードは、ウェットと比べると傷みにくいですが、湿気て匂いがとんでしまい、猫が好んで食べてくれないでしょう。
また、フードに猫の唾液が付いている可能性もあり、そこから雑菌が増える原因にもなります。
保存料未使用の場合には、腐敗や劣化も早いので、注意が必要です!
子猫が餌を残す時のあげかた
猫は元々、一度に多く食べるよりも、ちょこちょこと食べる習性があります。
子猫の場合には、まだ消化器官も未熟で、胃も小さいので、あまりに餌を残すとこが多い時には、量を調整してみるといいでしょう!
子猫が1日に必要なエネルギーは変えずに、1度に食べきれる餌の量を、回数を多めにして与えます。
ただ、仕事などで難しい場合には、1回分の餌を少し多めに用意して、外出しても大丈夫でしょう。
それでも、餌の食いつきが悪い時には、子猫用のかつお節や煮干し、ささみの茹で汁を餌に混ぜて与えることもオススメです!
猫は、匂いで美味しい餌かどうかを判断するので、少し温めて与えると、食べてくれることもあります。
ドライフードの場合には、子猫用のミルクや白湯などでふやかして形状を変えると、食べてくれることもあるでしょう。
子猫の餌を、新しいものに変えてしまうのもいいですが、下痢などの体調不良が起こる可能性もあるので、注意が必要です。
変更する時には、今までの餌に新しい餌を少量ずつ混ぜるか、並行して与えて、体調などを確認するといいでしょう。
新しい餌は、最初から大袋を購入してしまうと、子猫に合わなかった時、困ってしまうので、試供や小袋タイプで様子を見るのがオススメです!
子猫がご飯を残す原因は?
子猫が餌を残してしまう場合、以下の原因が考えられるでしょう。
*消化器系や胃の大きさ
先にお話ししていますが、子猫は消化器系が未熟で、胃も小さいです。
そのため、一度に多くは食べられず、餌を残してしまうことも多いでしょう。
*餌が好みじゃない、飽きた
与えている餌の匂いや形状など、子猫の好みじゃない場合、餌を食べずに残してしまいます。
また、同じ餌を食べ続ける習性のない猫は、餌に飽きて残すこともあるようです。
*環境の変化、ストレス
猫は、少しの環境の変化にも敏感で、食欲不振になることもあります。
原因には、トイレが汚れている、ご飯やお水の食器が新しくなった、引っ越しをした、飼い猫の知らない家族(ペット)が増えた、などが考えられるでしょう。
子猫を保護するなど、家に新しく迎えた場合にも、家の匂いなどに慣れずに、餌を残すこともあります。
*病気や感染症
子猫が餌を残す以外に、下痢や嘔吐、くしゃみ、元気がないなどの症状がある場合、病気や感染症にかかっている可能性があるでしょう。
子猫が餌を全く食べない状態が、8?16時間続くと、肝リピドーシス(肝脂肪)になってしまい、命の危険もあります!
心配な場合には、獣医師さんに相談してみると、安心でしょう。
さいごに
子猫が餌を残す時や、残す時の餌のあげかた、餌を残す原因についてご紹介しました!
子猫が餌を残してしまう時には、与えている餌の量が多い可能性があるので、確認してみることをオススメします。
子猫は、4カ月以降の成長が緩やかになるため、食べる量に変化が出るようです。
原因によっては、病気や感染症の可能性もあるので、他の症状も併せて判断するといいでしょう!
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