老猫の抜け毛が多くなって、体の毛が薄くなってくると、見た目でも「老猫なんだなあ」と感じますよね。
抜け毛は大きく言えば老化現象ですが、どのようなことが原因で起こることなのでしょうか?
また、抜け毛をただの老化現象だと思っていたら、病気によって起こっている場合もあるようです!
抜け毛が多い時に気を付ける点と対処法についてもご紹介します。
老猫の抜け毛が多くなる原因は?
猫も人間と同じように歳を取っていくと、新陳代謝が悪くなったり、ホルモンバランスが崩れやすくなります!
ご飯などから摂取する栄養も行き渡りにくくなるので、抜け毛が増える原因にもなるでしょう。
また、老猫は、体の柔軟性筋力の衰えによって、毛づくろいをしなくなることも多いようです。
毛づくろいは、皮膚や毛についた汚れを綺麗にしたり、健康に保つために必要な行為になります。
毛づくろいをしなくなることによって、抜け毛の増加の他にも、フケ、皮膚の乾燥につながることもでしょう!
毛並みのツヤがなくなってパサパサしたり、白髪のように全体的に白っぽく見える場合もあるようです。
一般的に、このような見た目の老化が始まるのは、メスよりもオスの方が早いと言われています。
猫はもともと、季節の変わり目などに抜け毛が目立ちますが、それ以外でも抜けている場合には、可能性があるでしょう。
老猫の抜け毛で気を付ける点
老猫の抜け毛が加齢によるものだと思っていたら、皮膚病にかかっている場合もあるので、注意が必要です!
特に老猫は、免疫力の低下などで、病気にかかりやすいと言われています。
一部がごっそり皮膚が見える程に脱毛していたり、赤みやブツブツが出来ている場合には可能性があるでしょう。
皮膚糸状菌症は、真菌(カビ)が原因で起こる皮膚病で、円形に脱毛するのが特徴です。
脱毛は、顔周りや耳に出来ることが多いですが、足や体に広がることもあると言われています。
また、老猫がストレスを感じている場合にも、円形脱毛や抜け毛が多くなることがあるでしょう!
工事などの騒音や来客が多いなどの騒がしい環境は、猫が苦手な場合が多く、ストレスを感じやすいと言われています。
他にも、引っ越しやトイレの汚れ、猫を構いすぎ、構わなすぎなど、様々な理由でストレスを感じてしまうでしょう。
ストレスは、免疫力の低下、食欲不振、便秘や下痢などの多くの症状を引き起こしてしまいます!
老猫は、元から病気のリスクも高いので、重大な病気にかからないよう、気にかけてあげたいですね。
抜け毛をそのままにしておくと、毛玉になったり、毛や皮脂の汚れが溜まり、皮膚炎の心配もあるでしょう。
老猫の毛づくろいが少ない場合には、飼主さんが代わりに、蒸しタオルなどで体を拭いてあげることをオススメします!
老猫の抜け毛が多い時の対処法は?
老猫の抜け毛が多い時の対処法は、抜け毛が加齢によるものなのか、それとも、病気によるものなのかで変わってきます。
加齢によるものの場合、ご飯から栄養を摂れるように工夫してみると良いでしょう!
猫が、ご飯を「おいしそうだ」と認識するのは嗅覚と言われていますが、老猫になると、その嗅覚も衰えが始まります。
全体的なエネルギー量も減るので、ご飯を食べる量も段々と少なくなり、健康な毛に必要な栄養も取りずらくなるでしょう。
老猫にご飯の匂いを強く感じさせるために、ウェットフードをレンジなどで人肌くらいに温めて、与えることをオススメします。
消化器系に負担をかけないように、ご飯を一度の量を減らして、5?6回に分けて与えることも良いですね!
また、定期的なブラッシングをすることで、皮膚に刺激を与えて、血行を良くする効果も期待できます。
ただ、あまり力を入れすぎると、皮膚を気付付けてしまう可能性があるので、優しく毛をとかすようにすると良いでしょう。
老猫の抜け毛の部分に炎症があったり、かゆがっている場合や体調不良などがある時には、獣医師さんに診てもらうと安心です。
抜け毛の原因がストレスの場合には、老猫のストレス原因を取り除く必要があります。
さいごに
老猫の抜け毛が多くなる原因や気を付ける点、抜け毛が多い時の対処法をご紹介しました!
猫も加齢すれば、人間と同じように、栄養不足やホルモンの崩れなどで、抜け毛が多くなっていきます。
ですが、中には皮膚病やストレスが原因の場合もあるので、注意が必要です!
定期的なブラッシングや、蒸しタオルで体を拭いてあげることで、毛づくろいの代わりになり、毛や皮膚の清潔や健康を保つことが出来るでしょう。
老猫は、体調の事など気にかけることが多くなりますが、少しでも長く一緒にいるために、少しの変化も見逃さないようにしたいですね。
それではまた(´∀`*)ノシ バイバイ
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